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zoom RSS 死の商人は儲かるのか?

<<   作成日時 : 2013/08/06 02:13   >>

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死の商人というのは世間体が悪い商売である。
平和主義者からは蛇蝎の如く嫌われ、陰謀論者や売国奴からは、戦争企画者のレッテルを貼られる。
戦争をマッチポンプで起こしていると言われている反面、実際は冷戦以降はそれほど儲からないとまで言われている。
国策企業のため、競争が働かず、非合理な予算の垂れ流し、天下りの腐敗の温床とも言われる。
また、表に出ない科学レベルの宝の山と言われ、未公開のテクノロジーが山ほどあるという。

およそ日本という去勢された植民地国家にとってはなじみがない分野であるが、軍事というのは国家の両輪であるため、その兵器の供給というのは重要項目である。
安定した供給と質。そして国家予算がつぎ込まれる。
無論、この国家予算というのは税金のため、戦争になれば税が上がり、国家は貧する。
孫子にも戦争を長引かせれば、国家は死ぬと描かれているくらいである。

そもそもの軍需産業の発生とはなんであろうか?
軍需や兵器と言った物々しい用語ではなく、武器という原始的な用語が始まりであろう。
太古の昔、人間の兵器レベルが武器レベルだったころは、基本は石である。
黒曜石などのナイフや火は多少文明化したレベルで、棒や槍と言ったレベルでもある。

青銅器や鉄器になるともう専門的職人が必要となり、それは権力との結びつきが始まる。
敵国に抑えられるわけにはいかないから管理も厳重となり、職人の自由も制限される。
どうも差別問題にもつながっているようである。
特殊技術を持つ人間は常人と違う扱いを受けるため差別へとつながりやすい。

まあそれはともかく、やがて兵器レベルから万単位の軍事構成へと変化していくに従って、生産規模も拡大していく。
やがては村レベルの生産拠点から巨大工場となり、企業へと発展していく。
戦時を利用して国家からの資本を投入され拡大していく。
現状の財閥はこれを利用して軍需産業から他産業へと生産物をシフト拡大していって大きくなった経緯がある。
こうなるともはや当初の被差別職人から貴族へとランクアップである。
ただ、死の商人であるところの家系的な業があるのではないかと思うが、寡聞にして表には出ない。
まああっても出ないであろうが。
どちらにしろ、ここまでくると、軍需企業は国家そのものとなってくる。
鉄は国家なりとの名言のとおり、国家と企業が一致した存在である。
構成員は百万単位の労働者を抱えもはや国家そのもでもある。

上記のような軍需産業であるが、当然、軍需がなくなれば消滅する。
戦争がなければ、軍需産業は廃業してしまう。
よく、医療のジョークとして虫歯やガンの特効薬はとっくに出来ているが業界を守るために公開されないだけというのと同じである。
では、軍需産業が無くなる日というのは来るのであろうか?
それは戦争が無くなる日と同義である。
極限まで技術が達すれば、核戦争が出来なくなるのと同じで、もはや戦争は起こらない。
つまり、冷戦という軍事の衝突の時代から、ITの時代、金融の時代へと争いそのものはなくならなくても、舞台が変わることによって軍事は消滅するのだろうか?

可能性としては宇宙人でも居ない限りはYesである。
戦争がなくなれば、次に待っているのは内輪の戦争である。
だが、それも兵器というようなレベルではなく、ITレベルの兵器である。
兵器といってももはやそれは兵器とは言えないであろう。
ヘーゲルは弁証法により無限に正反合の止揚を人類は繰り返していくと述べているが、地球という閉ざされた環境内では、軍需は終わコンである。
あるとすれば、人類が再び文明がリセットされて文明が退化する時であろう。
イメージとしては北斗の拳の世紀末荒野を思い出して頂きたい。
ところどころに文明の名残があり、近代兵器もあるが、原始的な兵器の争いが主で、生産設備が残っていれば再び軍需の利用はあるであろう。
人間という種がある以上、争いはあり、軍需は存在するということだ。

ただし、江戸時代という高度に完成された管理社会の例もあることに留意する必要がある。
周知の通り、世界最大だった鉄砲数が江戸時代で激減させた例がある。
すなわち、軍需産業の終焉という例である。
もちろん、江戸時代は黒船と共に終わりを告げたわけだが、仮に世界レベルで江戸時代があり、外からの黒船(宇宙人等)がなければ永遠に軍需産業の復活はなかったまま永久平和を実施していたのだろうか?
物事に生老病死の季節のサイクルが存在するという公理を当てはめれば永遠の幕府システムというのは考えにくいが、少なくとも統一した管理社会が存在すれば軍需産業は停止するという例でもある。

世界レベルの拡大に応用すれば、世界統一政府が完成すればそのシステムが寿命を終えるまでは軍需は不要となる可能性がある。
無論、統治システムのための軍需は最低限必要であろうが、内乱レベルの反乱軍鎮圧でもなければ群衆管理の軍需などたかが知れている。
外からの黒船来訪(宇宙人)か、文明クラッシュ、システムの寿命が来るまでは江戸時代のような軍需退行の時代というのは理論的には可能である。

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