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zoom RSS 古典を読む【孫子】@計篇_03

<<   作成日時 : 2011/01/12 21:15   >>

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【原文】
ゆえにこれを校ぶるに計をもってして、その情を索む。
曰く、主いずれか有道なる、将いずれか有能なる、天地いずれか得たる、法令いずれか行なわる、
兵衆いずれか強き、士卒いずれか練いたる、賞罰いずれか明らかなると。
われこれをもって勝負を知る。
将わが計を聴くときは、これを用うれば必ず勝つ、これを留めん。
将わが計を聴かざるときは、これを用うれば必ず敗る、これを去らん。
計利としてもって聴かるれば、すなわちこれが勢をなして、もってその外を佐く。
勢とは利によりて権を制するなり。

【現代語訳】
よって、彼我の実力を考察するに、以下の7計でその実態を探る。
トップはどちらが有能か?
将軍はどちらが有能か?
天候と地形はどっちに有利か?
法律はどちらがしっかりしているか?
兵力や下士官はどちらが有能か?
賞罰はどちらが明瞭か?
私(孫子)はこれらによって勝負の結果を(戦争前)に知ることが出来る。
将軍は私の策を用いることで必ず勝ち、逆に私の策を用いない時は必ず負ける。
戦争のような一見、博打のような先の見えない物も、こうやってしっかりと実力分析をして、ファンダメンタルを
考察すれば、自ずと結果を知ることが出来る。

【解説】
動物は別の動物と遭遇した時、一瞬にして彼我の実力差を知ると言う。
そうでなければ生き残れないからだ。
人間は動物から進化して人になったが、知性を手に入れる代わりに野性の勘は退化したようである。
個人でも組織でも国家でも同様だが、勝てない相手に喧嘩をふっかけて負けるのは、まさしく自業自得である。
前回も考察したように例外パターンもあるが基本は、勝てない喧嘩はしてはならない。
(ただし、基本があるということは応用があるわけで、裏家業の人間はわざと喧嘩をふっかけて殴られて慰謝料を
請求する例もある。
「負けて得とれ」は高等戦略の一つであるからしつこいようであるが読者諸賢は肝に銘ずるように)
孫子は分析条件として人間や天候や地形、法制度などを上げているが、当然、これは応用するにあたっては、現代人の環境に合わせてほしい。
が、古代も現代も、「人」に焦点を合わせるのは基本から応用まで一貫した重要事項である。
昔は、天の時、地の利、人の和の三才と言ったものだが、実は一番大事なのは人である。
人間は宇宙から見ればゴミのような存在である。が、そのゴミは光り輝く至高のゴミでもある。

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